創業者である滋野隆造は、提灯に絵や文字を書く仕事をしておりました。
その傍ら、講堂や学校に集まった人々の前で、琵琶を奏でながら美声を響かせ、子どもから大人まで楽しませていたそうです。
琵琶雅号名を堤水（ていすい）と言いました。

その頃から、弊社と学校の関わりが始まりました。

創業は1933年。戦前から学校を中心とした商いをし、私で4代目です。
教育現場では、紙や筆記用具はもちろん、給食で出る昆布のような食品まで、学校で使用する物品はなんでも納入していました。

今でも、教育現場が主なお客様です。
仕事そのものの本質は同じでも、ご提供するものは変わっています。
ITが教育現場に導入されたことで、デジタルツールが飛躍的に増えてきました。

教材や教具が変わっても、教育の本質は変わりません。
どれほど情報が溢れても、人をつくる根幹は教育であることに揺るぎありません。
現場やツールが変化する中で、私たちは、常に何を求められているか。
常に自問自答し、自社の存在意義を考え、実行していく。
これからも、このスタンスは変えずに商売をしていく所存です。

これまで培った技術、代々の仲間が築き上げた社風や伝統を継承し、
教育現場と社会に役立てるよう邁進します。